自費診療
PRP療法 ~血液を用いた再生医療

再生医療とは、人間の「再生する力」を引き出す医療技術です。
再生医療にはいろいろな種類があり、自身の血液を利用した再生医療が「PRP療法」です。
当院は近畿厚生局の認可を受けた臨床機関に認定されております。
(計画番号 PC5210011・PB5220058)
PRP療法の適応疾患
筋肉・腱損傷など関節外損傷再生(第3種:2022年6月~)
変形性膝関節症など関節内損傷再生(第2種:2023年1月~)
1.患者さま自身の血液を採取
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2.血小板が多量に含まれる血漿を作製
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3.患部に注入
血小板の成長因子が持つ組織修復能力を活かし、修復能力を高めます。
患者さま自身の血液を利用するため安全性が高く、整形外科の分野でもスポーツ選手のケガや肘や膝の関節の痛みなどの治療に用いられています。
診察・治療の流れ
まず、PRP療法の適応の有無を調べる診察、検査があります。これらは保険診療で行います。
- 各種画像検査(レントゲン、エコー、MRI検査など)
- 血液検査(感染症の有無、血小板数など)
PRP療法適応あり、注射可能と医師が判断した上で治療が可能となります。
同意書作成後、PRP療法の予約をお取りいただく流れとなります。
PRP療法は体調や年齢により効果に個人差があるため、通常3回の治療を行います。
PRP外来(完全予約制) 事前予約が必要です。
木曜 14:00~(手術日は休診となります)
土曜 14:00~
当院でのPRP療法費用(自由診療)
PRP療法は公的保険の対象ではありませんので、自費診療となります。
当院所定の費用をいただきます。
治療が高額になりますので、十分に説明を受けていただき、適応判定後の治療をお勧めします。
治療にかかる費用は疾患によって異なります。
関節外PRP注射:40000円 (第3種)
野球肘・テニス肘・ゴルフ肘・アキレス腱炎
足底腱膜炎・肉離れ など
関節内PRP注射:80000円(第2種)
変形性膝関節症・肩腱板損傷・TFCC損傷 など
1日で診断からPRP療法まで終了希望の場合、
診断・検査・同意書作成を10000円で行います。
動注治療
ヘバーデン結節やCM関節症でモヤモヤ血管への動注治療を検討されている方へ

ヘバーデン結節やCM関節症などの手の痛みの治療として、三輪整形外科クリニックでは「動注治療」という特殊な治療を行なっています。
この治療は2~3分ほどで終了する治療法です。非常に細い針を、肘や手首にある動脈内に挿入し、そこから抗生物質でできた粒子を投与する方法です。3分ほどの短い時間の圧迫だけですぐに帰宅することが可能です。
当日のシャワーや入浴は制限なくお入りいただけます。

針は細いため痛みは少ないです。薬剤を流す際に、親指、人差し指、中指、手のひらなどと順番に薬剤が広がっていきます。通常であれば薬指や小指にも薬剤が届きます。薬剤が各部位に届いたときに、「熱い」や「ピリピリする」などの違和感や軽い痛みがある場合がほとんどです。これは短い時間の一時的なもので全く問題ありませんのでご心配なさらないでください。また、薬剤の届いた部位の肌の色が変化しますがこれも一時的な現象です。

痛みが全くない人にはお勧めしていません。また、第2関節に痛みがある人は、第1関節に痛みがある人に比べると、少しだけ効果が低い傾向があります。詳しくは担当医にお聞きください。
これまでに受けられた方の治療効果を調査した結果、治療前の痛みと比較して痛みが半分以下になったと答えた方が約7割いらっしゃいました。また、9割の方が何らかの改善を実感されていることがわかっています。しかし、完全に痛みがゼロになったという方は少ないのが実情です。このため、痛みをゼロにする治療ではなく、強い痛みを和らげる治療ととらえていただけたらと思います。治療効果が出てくる時期は、治療後すぐではなく、治療の3〜4週間後から現れている方が多いです。
副作用のリスクは極めて小さいです。しかしゼロではありません。考えられる副作用としては薬剤に対するアレルギー反応が起こりえます。また、一時的な皮膚の色調の変化が、わずかながら1か月ほど続く可能性があります。これらの副作用の詳細については別紙をご参照ください。
副作用の可能性についてもご理解いただいたうえで、治療をご希望される方はスタッフにお申し出ください。
なぜ動注治療後に遅れて改善するのか?
動注治療後にすぐ改善する人もいれば、3週間~4週間後に改善する人もいます。その理由は以下の通りです。
①カテーテル治療をする前に、モヤモヤ血管が増えている場所では、神経も一緒に増え神経が過敏な状態になっています。また、モヤモヤ血管から炎症細胞が発生するため、炎症が起こっています。
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②カテーテル治療や動注治療を行うことで、モヤモヤ血管を減らすことができます。モヤモヤ血管は治療後、その日のうちに減少します。しかし神経は過敏なままであり、炎症細胞もまだ残っていることがあります。
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③その後、神経が過敏でなくなり、炎症状態があった部位も正常な状態に戻ります。このプロセスには約1か月ほどかかる場合があります。正常になると、痛みが減少しますが、この過程には時間がかかるため、改善までにはタイムラグが生じることがあります。
( 『動注治療』画像提供元:Okuno Clinic. 奥野 祐次医師 )
プラセンタ
プラセンタは、更年期障害に保険適応があります。症状のある方は、血液検査にて、女性ホルモン値の測定(血液検査エストラジオール・FSH)・チェックリストによる判定・サプリメント・プラセンタ注射など行なっております。
- プラセンタ注射 1アンプル1500円(消費税込)
プラセンタは胎盤由来の成分からできております。胎盤は妊娠中に赤ちゃんが母親から栄養を受け取るために大切な臓器です。様々な栄養分が入っているため、胎盤から栄養分を抽出して様々な疾患の治療薬として、また更年期障害の治療にも効果があるとして利用されております。
最近では美白、美肌効果もあると、美容目的で利用されているケースも増えております。アンチエイジング効果のために行う人も多いです。
プラセンタ注射を行うことで体の内側から作用して本来の健康な状態に戻るための手助けをすることができます。
プラセンタ注射で得られる効果は以下の通りです
- 1.アンチエイジング効果
- 血液やリンパの流れが良くなり、皮膚の中にコラーゲンを増やすことができるため肌にハリと潤いを取り戻すことができます。
- 2.血流改善効果
- 血行を改善できるため、肩こり、冷え性などの症状を軽くすることができます。
- 3.抗酸化作用
- 老化の原因にもなってしまう活性酸素の働きを抑えるので老化防止効果があります。
- 4.抗アレルギー作用
- アトピー性皮膚炎、花粉症などのアレルギー体質を改善できます。
- 5.ホルモンバランスの調整
- 生理痛の軽減、更年期障害の改善、精神的な症状の軽減効果があります。
- 6.疲労回復効果
- 滋養強壮力があるので疲れにくく、疲れても回復が早くなります。
- 7.肝機能改善
- 肝臓の機能が良くなるためデトックス効果があります。
様々な体調管理注射療法
当院での体調管理注射療法(自費診療 初回のみプラス診察料1000円)
- プラセンタ注射(1アンプル1500円)
慢性的に体調不良が続いている方、体力が落ちている方、不定愁訴にお悩みの女性の方に効果的です。
また、男性の更年期障害様症状や薄毛にも効果があると言われています。
さらに、女性の方は美白(シミの予防と改善)・美肌(シワ、たるみを修復)効果もあり、乾燥肌や肌荒れ、皮膚の老化にも有効です。
当院が使用しているプラセンタ注射は、製薬会社で処理した安全で品質の安定した厚生労働省認可のヒトプラセンタで、「ラエンネック」「メルスモン」の2種類です。 - にんにく注射(1回 2000円)
適応:疲労・だるさ・風邪・肩こり・腰痛・夏バテ・冷え性・末梢神経炎
にんにく注射とは、ビタミンを注入する施術です。 「にんにく注射」という名前で勘違いされがちですが、 にんにくそのものが入っているわけではありません。 にんにくの成分であるアリナミン(ビタミンB1)を多く含んだ注射なためそう呼ばれています。 にんにく注射は、 サプリメントと違い血管に直接注入するため、効果を実感しやすいのが特徴です。 - ビタミンC注射(1アンプル1000円)
プラセンタ注射、ニンニク注射に追加でおこなっております。
風邪の予防、免疫力向上、ストレス軽減に効果的です。 - AGA外来
も行っております。
手術が必要な場合、近隣の連携病院への紹介、オープンシステムを利用した手術もお受けします。
お気軽にご相談ください。
シェイプアップ外来
生活習慣改善や運動療法で健康的な減量を目指しませんか?
食事指導・運動指導・薬物療法で減量を目指しますので、無理な食事制限は必要ありません。 血液検査・BMI測定で現状確認後、理学療法士の指導による個別トレーニングを行います。オプションとして自費診療で減量効果の高いGLP-1療法(内服・注射)があります。
受診の流れ
- 初回外来診察:既往歴確認、採血、体重・体重・腹囲測定、BMI評価、食事指導
- 再診:理学療法士による運動指導、トレーニング(原則週1回来院)
- 再診:体重・腹囲測定、BMI評価、体調・お薬に関してのご相談もお受けしています(原則月1回)
- オプションとして自費診療で、減量効果の高いGLP-1療法(内服・注射)を併用できます。
自費診療:GLP-1治療(内服・注射)
- サノレックス(内服)
1日1回1錠、昼食前に服用。 ※食欲を抑えるお薬で、食事療法・運動療法の補助として服用します。
- リベルサス(内服)
1日1回1錠、朝食前に服用。 ※インスリンの分泌を増加させるお薬で、食事療法・運動療法の補助として服用します。
- マンジャロ(注射)
週1回、来院していただき皮下注射します。 ※インスリンの分泌を増加させるお薬で、食事療法・運動療法の補助として服用します。